夢のディズニークルーズに乗船してみたいけれど、費用は1人いくらかかるのか気になりますよね。実は、ディズニークルーズの費用は航路や部屋のタイプ、時期によって大きく変動します。バハマやカリブ海方面の人気クルーズなら10万円〜30万円から、最新鋭のディズニーウィッシュの値段は70万円を超えることも。2025年からはシンガポール発着クルーズも始まり、日本からのアクセスが便利になります。また、2028年には日本発着のクルーズが日本郵船との提携で開始予定です。アメリカのフロリダ発やハワイ、オーストラリア方面など多様な航路があり、JTBやHISなどの旅行会社では家族4人で参加する際の総費用を含めたツアーも提供しています。船の種類も豊富で、それぞれ特徴が異なります。日本人スタッフが乗船している場合もあるので、初めての方も安心して楽しめます。この記事では、ディズニークルーズの費用を日本円でわかりやすく解説し、予約方法まで詳しくご紹介します。
この記事のポイント:
- ディズニークルーズの費用相場(2〜4泊の短期航路で10万円〜30万円、長期航路で100万円以上)
- 船の種類や特徴(ディズニーウィッシュ、ディズニードリーム号など5隻の客船)
- 世界各地の航路情報(カリブ海、バハマ、シンガポール、オーストラリア、ハワイなど)
- 2028年に予定されている日本発着のディズニークルーズ(首都圏発、料金は10万〜30万円)
ディズニークルーズの費用は1人いくら?料金比較

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- ディズニークルーズの費用相場と日本円換算
- ディズニーウィッシュの客室料金と値段
- ディズニークルーズ船の種類と特徴
- カリブ海・バハマクルーズの費用と特色
- シンガポール発着クルーズの費用詳細
- 家族4人で参加する際の総費用目安
ディズニークルーズの費用相場と日本円換算

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ディズニークルーズの費用は、クルーズの期間、航路、客室タイプによって大きく変動します。一般的な相場としては、2〜4泊の短期航路で大人1人あたり10万円〜30万円、カリブ海や地中海などの長期航路では100万円を超える場合もあります。これらの料金には、船内での宿泊費、食事代(一部特別レストランを除く)、エンターテイメント料金などが含まれています。
例えば、ディズニーウィッシュのバハマクルーズ(9日間)では、大人1人あたり約88万円〜98万円程度が目安です。一方、ディズニー・ドリーム号のクルーズでは、大人1人あたり約36万円〜44万円が相場となっています。東京発着のクルーズツアーの場合は、大人1人あたり約36万円〜51万円が一般的です。
また、料金に影響する要素としては、クルーズの期間(長いほど高額)、コース(人気コースほど高額)、客室グレード(スーペリア、デラックス、スイートなど)、時期(繁忙期や連休は割高)などが挙げられます。たとえば、2025年5月出発のディズニーウィッシュのバハマ3泊クルーズとウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート8日間ツアーは、約66万円〜70万円程度となっています。
費用を抑えるコツとしては、早期予約割引の利用、オフシーズンでの旅行計画、内側の客室選択、複数人での予約などがあります。なお、為替レートの変動により、日本円での料金は常に変動しているため、最新情報は公式サイトや旅行会社での確認が必須です。
さらに、2028年に日本発のディズニークルーズが開始予定で、首都圏の港を発着する2〜4泊の短期運航が計画されています。料金は1人10万〜30万円を想定し、年間40万人の集客で約1000億円の売上高を見込んでおり、将来的には海外への就航も検討されています。現在はアメリカを中心に5隻の豪華客船が運航されており、地中海やカリブ海を巡るクルーズが人気を集めています。
ディズニーウィッシュの客室料金と値段

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ディズニーウィッシュは、ディズニー・クルーズライン最大の客船として2022年に就航した最新鋭の船です。この船の客室料金は、部屋のタイプやクルーズの時期、航路によって幅広く設定されています。具体的には、最も基本的なスタンダードインサイドステートルーム(内側キャビン)から、最高級のコンシェルジュタワースイート(ファンネルスイート)まで、様々なグレードが用意されています。
例えば、2025年5月8日出発のバハマ3泊クルーズとウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート8日間のプランでは、料金は70万3,000円〜74万6,000円となっています。また、5月11日出発のバハマ4泊クルーズとウォルト・ディズニー・ワールド9日間のプランでは、75万3,000円〜82万5,000円が相場です。
客室タイプ別に見ると、スタンダードインサイドステートルーム(内側キャビン)は3〜4名定員で約15.7㎡、デラックスオーシャンビューステートルーム(海側キャビン)は3〜4名定員で約20.52㎡、デラックスファミリーオーシャンビューステートルーム(海側キャビン)は3〜5名定員で約22㎡となっています。ベランダ付きの部屋や、さらに広いスイートタイプの部屋もあり、最上級のコンシェルジュタワースイートは約182.65㎡の広さを誇ります。
一方で、これらの料金に含まれるのは、船代(クルーズ船の宿泊料金、食事代、エンターテイメント料金など)、航空運賃(ツアーの場合)、税金、チップ、港税などです。ただし、有料レストランでの食事代、アルコール飲料、スパなどの特別サービス、お土産代などは別途必要になることも忘れてはいけません。
また、2028年に予定されている日本発のディズニークルーズでは、ディズニーウィッシュを使用する予定で、2泊〜4泊の短期運航で大人1人10万〜30万円の料金が想定されています。家族4人(大人2人、子供2人)で計算すると、2泊で約30万円(大人10万円×2、子供5万円×2)、4泊で約90万円(大人30万円×2、子供15万円×2)ほどになる見込みです。
ディズニークルーズ船の種類と特徴

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ディズニークルーズラインは現在、特徴の異なる数種類の客船を運航しています。まず「ディズニー・マジック」と「ディズニー・ワンダー」は1998年と1999年に就航した姉妹船で、伝統的でクラシックな雰囲気を持ちながらも最新のサービスを提供しています。特にディズニー・マジックはウォータースライダーや子供専用の水遊び場、「塔の上のラプンツェル」をテーマにしたレストランなどが魅力です。
次に「ディズニー・ドリーム」と「ディズニー・ファンタジー」は2011年と2012年に就航した姉妹船で、前述の2隻よりも大型化し、より多くの施設やアトラクションを備えています。こちらは多彩なエンターテイメントプログラムやキャラクターとの触れ合いが充実しています。
2022年に就航した「ディズニー・ウィッシュ」は、総トン数144,256トン、全長341mの巨大客船で、最大4,000名の乗客を収容可能です。15デッキ、1,254室の客室を備え、シンデレラ姫の像が飾られた宮殿のような優雅なエントランスが特徴です。船内にはアクアマウス(ウォーターコースター)、トイ・ストーリースプラッシュゾーン、スターウォーズハイパースペースラウンジなど、特色あるアクティビティ施設が多数あります。また、「アレンデール:フローズン・ダイニングアドベンチャー」など、映画をテーマにした魅力的なレストランも揃っています。
今後は「ディズニー・トレジャー」(2024年12月就航予定)、「ディズニー・アドベンチャー」(2025年就航予定)、「ディズニー・デスティニー」(2025年就航予定)といった新造船も登場予定です。特にディズニー・アドベンチャーは2025年12月からシンガポールを拠点に3〜5泊のアジアクルーズを運航する予定であり、日本からのアクセスも良好です。
これらの船は単なる移動手段ではなく、「洋上のディズニーリゾート」と呼ばれるほど、ディズニーの世界観を存分に楽しめる空間となっています。ミュージカルショー、キャラクターグリーティング、多彩な食事オプション、充実した船内施設やアクティビティ、免税でのディズニーグッズ購入など、様々な魅力を提供しています。ただし船によって設備やサイズ、運航ルートが異なるため、予約の際には自分の旅行スタイルに合った船を選ぶことが大切です。
カリブ海・バハマクルーズの費用と特色

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カリブ海・バハマ方面のディズニークルーズは、ディズニークルーズラインの中でも最も人気が高く、バリエーション豊かな航路が設定されています。費用面では、3泊4日の短期バハマクルーズで大人1人あたり約2,000ドル(約30万円)から、7泊以上の長期カリブ海クルーズでは4,000ドル(約60万円)以上と幅広く設定されています。特に新造船ディズニーウィッシュによる3泊4日のバハマショートクルーズは人気が高く、2025年の場合、1人あたり約2,083ドル(約31万円)からとなっています。
これらのクルーズの最大の特色は、ディズニー独自のプライベートアイランド「キャスタウェイ・ケイ」に寄港することです。このプライベートアイランドはディズニークルーズの乗客だけが上陸できる特別な島で、美しいビーチやウォーターアクティビティ、キャラクターとの触れ合いなど、ディズニーならではの体験ができます。また、バハマの首都ナッソーにも寄港するため、カリブの文化や歴史に触れることも可能です。
日本からカリブ海・バハマクルーズに参加する場合、航空券付きのクルーズツアーが便利です。例えば、2025年のディズニーウィッシュ号で行くバハマ3泊クルーズとウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート8日間のツアーは、羽田空港発着で59万円〜106万円が相場となっています。4泊クルーズになると69万3,000円〜129万8,000円程度まで上昇します。
カリブ海・バハマクルーズのベストシーズンは、ハリケーンの心配が少ない12月〜4月です。この時期は天候も安定していますが、クリスマスやお正月、春休みなどの繁忙期は料金が高騰するため注意が必要です。一方で、5月〜11月のオフシーズンは料金が比較的リーズナブルになりますが、天候不順のリスクもあります。
また、カリブ海・バハマクルーズの出発港はフロリダ州のポートカナベラルやマイアミが主となります。そのため、多くのツアーでは出発前後にウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに滞在するプランが組み込まれており、陸と海の両方でディズニーの世界を満喫できるのも魅力の一つです。ただし、日本からの長距離移動となるため、時差ボケ対策や十分な旅行日数の確保が重要になります。
シンガポール発着クルーズの費用詳細

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ディズニークルーズラインは新たに「ディズニー・アドベンチャー号」という新造船を就航させ、2025年12月15日からシンガポールを拠点としたアジアクルーズを開始する予定です。このクルーズの費用は、航程の日数によって異なりますが、3泊4日のショートクルーズで大人1人あたり約1,276ドル(約19万円)から、4泊5日で約1,745ドル(約26万円)、5泊6日で約2,083ドル(約31万円)となっています。2026年4月以降の航程では、4泊5日が約1,432ドル(約21万円)、3泊4日が約1,054ドル(約16万円)と、比較的リーズナブルな設定もあります。
日本からシンガポール発着クルーズに参加する場合、航空券付きのパッケージツアーが便利です。例えば、2025年12月〜2026年3月の日程で、5日間のツアーは大人1人あたり286,000円〜819,000円、6日間のツアーは303,000円からとなっています。これらの料金には航空券、現地送迎、クルーズ代金が含まれています。ただし、時期や客室タイプによって大きく価格が変動するため、早めの予約が望ましいでしょう。
シンガポール発着クルーズの最大の魅力は、日本からのアクセスの良さです。東京からシンガポールへは直行便で約7時間と、欧米のクルーズポートに比べて大幅に移動時間が短縮できます。また、年間を通じて温暖な気候のシンガポールは、いつ訪れても快適にクルーズを楽しめる点も魅力です。
販売スケジュールに関しては、2026年1月〜3月出発分は現在発売中、2026年4月26日〜9月26日出発分は2025年2月17日から販売開始予定となっています。予約は在庫状況によって受付できない場合もあるため、希望の日程が決まったら早めに申し込むことをおすすめします。
なお、KKdayなどの予約サイトでは、「即予約確定」と「予約リクエスト」の2種類の予約方法が用意されており、価格も異なります。即予約確定プランは約170,541円から、予約リクエストプランは約152,796円からとなっています。これらのプランには、クルーズ出航地までの無料送迎サービスも含まれているため、移動がスムーズに行えます。
シンガポール発着クルーズの寄港地については詳細な情報が限られていますが、シンガポールを拠点に東南アジアの魅力的な観光地を巡る航程になると予想されます。日本人スタッフの乗船有無や船内サービスの詳細については、今後の発表を待つ必要があります。
家族4人で参加する際の総費用目安

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家族4人(大人2人、子供2人)でディズニークルーズに参加する場合、総費用はクルーズの種類、期間、時期、客室タイプなどによって大きく変動します。バハマ方面の3泊クルーズを例に考えると、2025年のディズニーウィッシュ号の場合、大人1人あたり約10万円、子供1人あたり約5万円として計算すると、クルーズ代金だけで約30万円(大人10万円×2人、子供5万円×2人)が目安となります。4泊クルーズになると、約90万円(大人30万円×2人、子供15万円×2人)まで上昇します。
日本から参加する場合、これに往復の航空運賃、現地での移動費、ホテル代(クルーズ前後の宿泊)、食事代、お土産代などが追加されます。例えば、大阪から首都圏(または出発港)までの交通費として、新幹線利用で約11万円(往復、家族4人分)、食事代約4万円、お土産代約5万円を計上すると、総費用は2泊クルーズで約50万円、4泊クルーズで約110万円程度と見積もることができます。
航空券付きツアーを利用する場合は、2025年のディズニーウィッシュ号のバハマ3泊クルーズとウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート8日間のツアー(羽田空港発着)で家族4人約236万円〜424万円(大人59万円〜106万円×2人、子供同等または割引料金×2人)が目安です。4泊9日間のツアーになると、さらに高額になります。
一方、2025年12月から始まるシンガポール発着のディズニー・アドベンチャー号のクルーズでは、航空券付き5日間ツアーで家族4人約114万円〜328万円(大人28.6万円〜81.9万円×2人、子供同等または割引料金×2人)となり、カリブ海方面に比べるとリーズナブルに抑えられる可能性があります。
なお、子供料金が適用されるのは通常3歳から12歳までで、2歳以下の乳幼児はさらに料金が低くなります。また、3人目以降の同室利用者には割引が適用される場合もあるため、客室を1室で家族全員が利用することでコストを抑えることができます。
費用を抑えるコツとしては、早期予約割引の利用、オフシーズン(9月〜11月、1月下旬〜2月)の旅行、内側の客室選択などが挙げられます。また、航空券はマイレージの活用や格安航空券を探すことで節約できる可能性があります。ただし、予算だけでなく、子供の年齢や好みに合わせた船の選択、航路の選定も重要なポイントです。子供向けのアクティビティやキッズクラブの内容、年齢制限などを事前に確認することをおすすめします。
ディズニークルーズの費用は1人いくらから予約できる?
- 日本発着ディズニークルーズの予約方法
- JTBとHISのディズニークルーズツアー比較
- アメリカ・フロリダ発のクルーズ航路と費用
- オーストラリア・ハワイ方面の航路情報
- 2028年就航予定の日本郵船との提携情報
- 日本人スタッフがいる船内サービスについて
日本発着ディズニークルーズの予約方法

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日本発着のディズニークルーズは、オリエンタルランドが2028年度から運航開始を予定しています。予約方法については現時点で具体的な情報は公開されていませんが、将来的な予約の流れについて想定される内容をご紹介します。日本発のクルーズは、首都圏の港(東京国際クルーズターミナルと予想される)を発着する2〜4泊の短期運航が計画されています。
一般的なディズニークルーズの予約方法は、大きく分けて「旅行会社を通じての予約」と「公式サイトでの直接予約」の2通りが主流です。日本発着のディズニークルーズも同様のシステムが採用されると予想されます。旅行会社での予約は、専門知識を持ったスタッフのサポートを受けられる点が魅力です。特に初めてクルーズに参加する方や、航空券やホテルを含めたパッケージツアーを希望する方には便利です。
直接予約の場合は、ディズニークルーズラインもしくはオリエンタルランドの公式サイトから予約するスタイルになるでしょう。現在のディズニークルーズライン公式サイトでは、出発地、日程、客室タイプなどを指定して検索・予約が可能で、日本発着クルーズも同様のシステムが構築されると考えられます。ただし、公式サイトでの直接予約は英語対応のみの可能性もあるため、その場合は日本語対応の旅行会社を通じての予約が便利かもしれません。
予約の際に必要な情報としては、クルーズの日程、参加人数、参加者全員のパスポート情報、客室タイプの希望などが挙げられます。また、ディズニークルーズは人気が高く、特に学校の長期休暇に合わせた日程は早めに満席になることが予想されるため、希望の日程が決まったら早めの予約がおすすめです。
支払い方法については、クレジットカード決済が基本となる見込みです。予約金を先に支払い、残金は出発の数ヶ月前までに支払うという流れが一般的です。キャンセルポリシーも重要なポイントで、出発日に近づくほどキャンセル料が高くなるシステムとなっているため、旅行保険への加入も検討すると安心です。
なお、2028年の運航開始に先駆けて、2025年末からはシンガポール発着のディズニー・アドベンチャー号が就航する予定です。こちらは既に予約受付が始まっており、KKdayなどの予約サイトや大手旅行会社を通じて申し込み可能です。日本発のクルーズを心待ちにしている方は、先にシンガポール発着クルーズを体験してみるのも良いでしょう。
JTBとHISのディズニークルーズツアー比較

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JTBとHISは、日本の大手旅行会社として、ディズニークルーズのツアープランを多数提供しています。両社のツアーを比較する際のポイントは、価格設定、プラン内容、オプショナルツアー、サポート体制などの側面から検討するとよいでしょう。
まず価格面では、両社ともに航空券、クルーズ代金、現地送迎などを含めたパッケージツアーが主流です。JTBは比較的高価格帯の傾向がありますが、その分サービスや特典が充実しています。例えば、2025年のディズニーウィッシュ号で行くバハマ3泊クルーズとウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート8日間のツアーでは、JTBの場合、大人1人あたり約70万円〜75万円が相場です。一方、HISは価格競争力が強く、同様のツアーでも約65万円〜70万円程度とリーズナブルな設定が多い傾向にあります。ただし、価格は時期や客室タイプによって大きく変動するため、具体的な日程で比較することが重要です。
プラン内容については、JTBはディズニーリゾートでの滞在時間や特典が充実している傾向があり、例えばウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内のディズニーホテルに宿泊するプランが多く用意されています。HISはより多様な選択肢を提供しており、リーズナブルなホテルプランからラグジュアリーなオプションまで幅広く選べる点が特徴です。また、HISは「早割」や「直前割」などの特別料金プランを頻繁に展開しているため、予算重視の方には魅力的です。
オプショナルツアーに関しては、両社ともに充実したラインナップを揃えていますが、その内容には若干の違いがあります。JTBは日本人ガイド同行の専用ツアーが豊富で、安心感を重視する方に適しています。HISは現地発着の多彩なアクティビティを取り揃え、自由度の高い旅を好む方に向いています。例えば、ポートカナベラルでのケネディ宇宙センター見学や、ナッソーでのイルカとの触れ合い体験など、クルーズ寄港地でのオプショナルツアーの選択肢が豊富です。
サポート体制面では、JTBは日本人添乗員同行プランが充実しており、言語の不安なく安心して旅行を楽しめる点が強みです。特に初めてのディズニークルーズや家族連れには心強いサポートとなります。一方、HISは現地サポートデスクの充実や、LINEなどを活用した迅速な対応が特徴で、自由度の高い旅行スタイルを好む方に支持されています。
両社の予約方法も異なり、JTBは店舗での対面予約に強みがある一方、HISはオンライン予約システムが使いやすく、24時間いつでも予約可能な点が便利です。また、キャンセル条件や旅行保険のオプションなども確認しておくとよいでしょう。
なお、2028年に開始予定の日本発ディズニークルーズについては、両社ともに今後ツアープランが発表されると予想されます。現時点では具体的な情報はありませんが、過去の実績から、JTBは質の高いサービスと安心感を、HISはリーズナブルな価格と多様な選択肢を強みとしたツアーが展開されることが期待できます。
アメリカ・フロリダ発のクルーズ航路と費用

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アメリカ・フロリダ州はディズニークルーズラインの主要な出発地点として知られており、ポートカナベラルとマイアミの二つの港から多彩なクルーズが出航しています。フロリダ発のクルーズ航路は主にバハマとカリブ海方面に向かうものが多く、期間は3泊から7泊以上まで様々なプランが用意されています。
ポートカナベラルを出発する最も人気のある航路は、バハマのナッソーとディズニー専用のプライベートアイランド「キャスタウェイ・ケイ」を巡る3泊または4泊のショートクルーズです。2025年のディズニーウィッシュ号による3泊4日のバハマショートクルーズでは、大人1人あたり約2,083ドル(約31万円)からとなっています。4泊5日に延長すると約1,169ドル(約17.5万円)からとなり、航程によって価格が異なります。これらのクルーズでは、ディズニーウィッシュ号の最新設備やエンターテイメントを存分に楽しめることが魅力です。
長めの日程を希望する場合は、東カリブ海や西カリブ海を巡る7泊のクルーズも人気です。例えば、ディズニーファンタジー号による7泊8日の西カリブ海クルーズでは、ジャマイカのファルマス、グランドケイマン島、メキシコのコズメル島などを訪れます。費用は大人1人あたり約3,000ドル(約45万円)から4,000ドル(約60万円)程度で、客室タイプや時期によって変動します。
特別な航路としては、ファンタジー号による地中海クルーズがあり、2025年5月17日出発の7泊8日クルーズでは、バルセロナからローマ、フィレンツェ、ジェノバ、トゥーロンを巡ります。料金は大人1人あたり1,904ドル(約28.5万円)からとなっています。5月24日と7月12日出発のコースではパレルモやナポリにも寄港し、料金は2,247ドル(約33.7万円)からです。
フロリダ発のクルーズでは、クルーズの前後にウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートを訪れる組み合わせが人気です。日本からの場合、航空券付きのパッケージツアーが便利で、2025年のディズニーウィッシュ号で行くバハマ3泊クルーズとウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート8日間のツアーは、羽田空港発着で大人1人あたり約59万円〜106万円となっています。4泊9日間のプランでは約69万3,000円〜129万8,000円と、日数の増加に伴い費用も上昇します。
費用に影響する主な要素は、クルーズの時期(クリスマスやお正月、春休みなどの繁忙期は高額)、客室タイプ(内側キャビン、海側キャビン、ベランダ付きキャビン、スイートなど)、予約のタイミング(早期予約割引の有無)などです。特に客室選びは重要で、内側キャビンが最も経済的ですが、海の景色を楽しみたい場合は海側かベランダ付きの部屋を選ぶとよいでしょう。ディズニークルーズでは、料金に食事(一部有料レストランを除く)、エンターテイメント、プールなどの施設利用料などが含まれているため、総合的に見るとコストパフォーマンスは悪くありません。
ただし、日本からフロリダへは片道約13時間のフライトとなるため、時差ボケ対策や十分な旅行日数の確保が重要です。また、フロリダは夏場はハリケーンシーズンとなるため、天候リスクの少ない12月〜4月の乾季がクルーズに適しています。
オーストラリア・ハワイ方面の航路情報

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ディズニークルーズラインは、オーストラリアやハワイ方面にも魅力的な航路を設けています。オーストラリア・ニュージーランド方面のクルーズは通常、シドニーを出発港として、メルボルン、オークランド、ウェリントンなどの主要都市や、グレートバリアリーフなどの自然遺産を巡る航路が展開されています。これらのクルーズは主に南半球の夏季(11月〜2月)に運航され、10泊〜14泊程度の日程が一般的です。費用は大人1人あたり約3,500ドル(約52万円)〜6,000ドル(約90万円)が相場となっており、長期クルーズならではの贅沢な船旅を体験できます。
一方、ハワイクルーズは通常、ホノルルを出発・到着港として、マウイ島、カウアイ島、ハワイ島などのハワイ諸島を巡る7泊〜10泊のコースが主流です。また、ハワイとアメリカ西海岸(サンディエゴやバンクーバー)を結ぶ長距離クルーズも人気があります。ハワイクルーズの費用は大人1人あたり約2,500ドル(約37万円)〜5,000ドル(約75万円)程度で、ハワイの美しい自然や文化を船上から堪能できるのが魅力です。ハワイクルーズは年間を通じて運航されていますが、特に日本の夏休みやクリスマスシーズンは人気が高く、早めの予約が必要です。
これらの航路ではディズニー・ワンダー号やディズニー・ファンタジー号が主に使用されていますが、今後は新造船のディズニー・トレジャーやディズニー・アドベンチャーが投入される可能性もあります。船内ではハワイやオーストラリアをテーマにした特別なエンターテイメントやアクティビティが提供され、クルーズならではのディズニー体験を楽しめます。例えば「モアナ」や「ファインディング・ニモ」などのディズニー映画にちなんだショーやキャラクターグリーティングが展開されます。
日本からオーストラリアやハワイへのクルーズに参加する場合、単にクルーズだけでなく、現地での前泊や後泊を組み込んだツアーが便利です。例えば、シドニー3泊とクルーズ10泊を組み合わせた2週間程度のツアーや、ホノルル3泊とクルーズ7泊を組み合わせた10日間程度のツアーなどが旅行会社から提供されています。これらのパッケージツアーでは、日本からの往復航空券、現地ホテル、送迎、クルーズ代金などがすべて含まれており、料金は大人1人あたり約60万円〜120万円程度が目安です。
ただし、長距離フライトと時差調整が必要なため、ゆとりをもったスケジュールを組むことが重要です。特にオーストラリアへは日本から約9時間、ハワイへは約7時間のフライトとなるため、クルーズ前後に十分な休息時間を確保することをおすすめします。また、オーストラリアクルーズは南半球のため季節が日本と逆転することにも注意が必要です。
航路の予約状況や最新情報は、ディズニークルーズラインの公式サイトや大手旅行会社のウェブサイトで確認できます。人気の航路やシーズンは1年以上前から予約が埋まっていく傾向があるため、計画的な予約が成功の鍵です。
2028年就航予定の日本郵船との提携情報

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2028年度に予定されている日本発着のディズニークルーズについて、オリエンタルランドは約3,300億円を投資し、日本郵船との提携を視野に入れた運営を計画しています。具体的な提携内容は現時点で公式発表されていませんが、日本郵船の海運技術とオリエンタルランドのエンターテイメントノウハウを組み合わせた新たなクルーズ体験が期待されています。
日本郵船は日本を代表する大手海運会社であり、客船運航の豊富な経験を持っています。かつては「飛鳥II」などの豪華客船を運航していた実績があり、その専門知識や技術がディズニークルーズの安全運航に活かされることでしょう。一方、オリエンタルランドは東京ディズニーリゾートの運営を通じて培った世界トップクラスのエンターテイメント提供能力を持っています。この両社の強みが融合することで、日本発のディズニークルーズは高い安全性と質の高いエンターテイメントを両立した唯一無二のクルーズになると予想されます。
建造される客船は約14万トンの大型船で、約1,250室の客室を備え、約4,000人の乗客を収容する予定です。この規模はディズニー・クルーズラインの最新鋭船「ディズニー・ウィッシュ」と同等で、総トン数144,256トン、全長341mの巨大客船となります。船内はディズニーのキャラクターをテーマにデザインされ、ミュージカルを上演する劇場やプールなどの施設も完備予定です。船内全体でディズニーの世界観を体感できる設計が特徴です。ただし、日本発着クルーズに使用される船が「ディズニー・ウィッシュ」そのものになるのか、あるいは新造船が建造されるのかについては、現時点で明確な情報は公開されていません。
当面は首都圏の港(東京国際クルーズターミナルと予想される)を発着する2〜4泊の短期運航が計画されており、料金は1人10万〜30万円程度が想定されています。日本発着のため、航空機による長距離移動の負担がなく、特に小さな子供連れの家族や高齢者にとって利便性の高いクルーズになるでしょう。オリエンタルランドは年間40万人の集客で約1,000億円の売上高を見込んでおり、将来的には海外への就航も視野に入れています。
日本でのディズニークルーズ運航は、クルーズ市場の拡大という背景も関係しています。国土交通省によると、2023年の世界のクルーズ船旅行者数は年間3,000万人を超え、2027年には4,000万人近くまで増加すると予想されています。日本のクルーズ市場も拡大傾向にあり、特に「いつでも行ける陸上のテーマパークとは違う特別な体験」としてのディズニークルーズに対する潜在的需要は高いと考えられています。
吉田謙次社長は「オリエンタルランドグループのさらなる成長のために、舞浜地区以外での事業を検討してきた」と説明し、「成長が見込まれるクルーズ事業は新規事業として申し分ない分野」と強調しています。テーマパーク、ホテル事業に次ぐ第三の柱として、ディズニークルーズを育てる方針が明確に示されています。
今後、建造の進捗状況や具体的な航路、予約開始時期などの情報が順次発表されると予想されるため、公式発表を注視する必要があります。
日本人スタッフがいる船内サービスについて

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ディズニークルーズラインでは、乗客の快適な船旅をサポートするために世界各国からスタッフが集まっており、日本人乗客向けには日本語対応スタッフも配置されています。これらの日本人スタッフは主に客室サービス、レストラン、エンターテイメント、ショア・エクスカーション(寄港地観光)などの部門で活躍しており、言語の壁を感じることなく安心してクルーズを楽しめる環境が整っています。
船内では「日本語通訳サービス」が用意されており、専任の日本人スタッフが乗船説明会やエマージェンシードリル(避難訓練)などの重要な場面で通訳を担当します。また、日本人ゲストサービススタッフが乗船していることも多く、船内での各種予約やトラブル対応など、様々な相談に日本語で対応してくれます。特に初めてのクルーズやディズニークルーズを体験する方にとって、日本語で相談できることの安心感は計り知れません。
レストランでは、日本人の食習慣や好みに配慮したメニュー対応も行われています。和食メニューの提供や食材の調理方法についての相談にも応じてくれるため、長期のクルーズでも食事に関する不安は少ないでしょう。アレルギーや食事制限がある場合も、事前に伝えておくことで適切な対応が可能です。
また、キッズクラブやティーンクラブといった子供向け施設にも日本語を話せるスタッフが配置されていることがあります。これにより、英語に不安がある子供たちも積極的にアクティビティに参加でき、国際交流を楽しむことができます。子供たちが安心して過ごせることは、親にとっても大きな安心材料となります。
寄港地観光(ショア・エクスカーション)については、人気の高い寄港地では日本語ガイド付きのツアーが用意されていることもあります。事前予約が必要ですが、現地の文化や歴史をより深く理解するためにも、日本語ガイド付きツアーの利用をおすすめします。ただし、すべての寄港地で日本語ガイド付きツアーが用意されているわけではないため、事前の確認が必要です。
2025年から始まるシンガポール発着のディズニー・アドベンチャー号のクルーズでは、日本人乗客も多く見込まれるため、日本語対応スタッフの充実が期待されています。また、2028年に開始予定の日本発着クルーズでは、当然ながら多くの日本人スタッフが乗船し、日本人乗客に特化したサービスが提供されることでしょう。
ただし、船内の公式言語は基本的に英語であり、すべてのスタッフが日本語を話せるわけではありません。船内アナウンスやショーの言語は主に英語で行われることが多いため、基本的な英語表現を覚えておくと便利です。また、主要な情報は日本語の船内新聞「ナビゲーター」でも確認できるので、毎日チェックすることをおすすめします。
日本人スタッフの配置状況は航路や時期によって異なるため、予約時や乗船前に確認しておくとよいでしょう。特に日本語サポートを重視する場合は、日本からの団体ツアーに参加するか、日本人の多い時期(日本の長期休暇シーズンなど)を選ぶことで、より充実した日本語サービスを受けられる可能性が高まります。
ディズニークルーズの費用は1人いくらから?料金の総まとめ
- ディズニークルーズの費用は2〜4泊の短期航路で大人1人あたり10万円〜30万円が相場
- バハマ・カリブ海などの長期航路では大人1人あたり約100万円を超える場合もある
- ディズニーウィッシュのバハマクルーズ(9日間)は大人1人あたり約88万円〜98万円
- ディズニー・ドリーム号のクルーズは大人1人あたり約36万円〜44万円
- 2025年5月のディズニーウィッシュのバハマ3泊クルーズは約70万円程度
- 新造船ディズニー・アドベンチャー号のシンガポール発3泊クルーズは約19万円から
- バハマ3泊ショートクルーズは約31万円からで家族向けに人気
- 費用を抑えるコツは早期予約割引、オフシーズン、内側客室の選択
- 2028年開始予定の日本発着クルーズは2〜4泊で大人1人10万〜30万円を想定
- JTBのツアーは高価格帯だがサービスが充実し、HISは価格競争力が強い
- 客室タイプにより料金は大きく変動し、内側キャビンが最も経済的
- 7泊の西カリブ海クルーズは大人1人あたり約45万円〜60万円
- ファンタジー号の地中海クルーズは大人1人あたり約28.5万円から
- オーストラリア・ニュージーランド方面は約52万円〜90万円が相場
- ハワイクルーズは大人1人あたり約37万円〜75万円程度